3回めの妊娠(8)
心の安定剤、マタニティブック
これは箸休めの「世界の出産文化コラム」の一部で、マタニティブック自体は妊娠出産の基礎知識を説明する真面目な内容です笑!
おめでた生活の心の安定剤、マタニティブックについて。
2回めの妊娠のときに、こちらのマタニティブックを買いました。
『はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック』というハードカバーの大判の本です。
これは海外の本の翻訳なのですが、1日ごとに気をつけることや赤ちゃんの成長具合についてのコラムが掲載されていて、日記を書ける欄もあります(なんと2週0日から42週0日まで、毎日書けます)。
わたしは病院でもらうエコー写真もぺたぺた貼って、その日の体調や気がついたことなどを書いています。
先述の世界各地の出産文化のコラムもなかなか興味深い話が多く、読み物としてもけっこう面白いです。
マタニティブックを選ぶ際は、特に初期は他の人の赤ちゃんが何週で何ミリだのの経過や他の妊婦さんの生活ぶりと自分の経過や生活を比べたりせず、とにかくマイペースに徹したほうがいいな、と思ったのと、あと流産の不安があったときに「アプリが予期せぬ終了」をするとなんとも不吉というか地味に凹んだので、よくある有名なマタニティ雑誌やアプリは避けました。
その後、2回めのおめでたは残念な結果になりましたが本は取っておいて、3回めのおめでたになったときにまた空いたスペースに記録を始めました(わかりやすいように前回とはペンを変えつつ)。
「2回めのときはこのタイミングで具合悪くなったなあ」とか「今回はちょっと違うなあ」と振り返ることもできて、なにがどう役に立つわけではないのですが、なんとなく便利でした。
こうしてマタニティブックに細々と書き込みながら1回めで残念になった日を越え、2回めで残念になった日を越え、そして本のページがどんどん終わりに近づいていくにつれて、壁をひとつひとつ乗り越えていっているかんじがします。
あくまでわたしの場合ですが、マイペースなおめでた生活を送るにはアナログの本に黙々と書き込むのが合っているのかなと思っています。
また、本をリビングに置いておくと夫もたまに開いて勝手に読んでくれるので、わたしが日記に書いたこと(体調や不安)を気にかけてくれたり、そして「摂取したほうがいい食べ物」などのコラムも読んでくれて何を食べようか話し合う機会にもなりました。
8ヶ月の終わりに夫に気持ちを書いてもらうページもありますし、夫婦のコミュニケーションにもとてもよいです!
こちらの本は海外の本だけあって微妙に日本の常識とズレてそうなこともあるのですが、出産準備品や妊娠中の食事、気をつけることに関しては区や病院からもらった冊子(母子手帳の副読本とか)でも充分間に合ってしまって、他の本は結局買わずじまいです。
ここ最近は健診もないし体調も安定しているので日記を書くのをサボっていたら、夫が「ぼくも書くから書こうよ!」と言って自ら本を持ってきました。
真剣な顔をして書いていたのであとで読んでみると。
「家族みんなで映画を観たいね!」だそうです(家のソファーに3人座っている絵らしい)。
わたしはずっと自分の体調やお腹の様子についての日記しか書いていなかったのに、夫が書いていたのは赤ちゃんへの語りかけの日記でした。
うーん、泣きそうになるからやめてくれー。
おめでたがわかった頃には分厚いな〜と思っていたマタニティブックも、あともう少しで終わりです。
無事にちゃんと会えて、いつかこの本を家族みんなで楽しく読み返せる日がきますように!
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